李大統領は、34年前のこの日に慰安婦被害者の故金学順(キム・ハクスン)さんが初めて被害を証言したと指摘。戦時性暴力の惨状の告発にとどまらず、極限の状況でも人間の尊厳は決して毀損(きそん)されてはならないという最も根源的で峻厳(しゅんげん)な訴えだったと評価した。
その上で「われわれは崇高なこの勇気を忘れてはならない」とし、「歴史を忘れた民族に未来はないという言葉のように、同じ悲劇が繰り返されないようにすることがこの時代を生きるわれわれに与えられた重い責務」と強調した。
李大統領は、慰安婦被害者の名誉と尊厳が完全に回復されるよう総力を挙げるとし、「人権が常識になり平和が日常になる国、正義が息づく世界を必ずつくる」と約束した。
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