11日、関連業界によると、ノボノルディスクはこの日、韓国国内の医薬品流通業者に対し、ウゴービの供給価格を容量に応じて差別的に適用することを決定したと発表した。
ノボノルディスク側は「韓国の肥満患者の治療継続性とアクセス性を高めるため、治療薬の出荷価格に差別価格制を適用することを決定した」と説明した。
昨年10月、韓国で発売されたウゴービは(4週間分のペン型注射器1本基準)出荷価格が37万2000ウォン(約4万円)で、ドラッグストアでは40万〜60万ウォン台(約4万2000円~6万4000円)で販売されていた。一部クリニックなどでは70万〜80万ウォン(約7万4000円~8万5000円)を超える価格にもかかわらず、発売初期には品薄状態になるほど多くの関心を集めた。
芸能人やインフルエンサーがウゴービを使用した体験談として「吐き気がする」「一週間食べられなかった」といった副作用を訴えたものの、最終的には体重が減少した姿を見せたことで、一般人も肥満治療薬への心理的ハードルが低くなった。
このような中、効果が強いとされる多国籍製薬企業イーライリリーの「マンジャロ」が韓国に上陸し、これを受けてウゴービは低用量の供給価格を最大で42%引き下げ、0.25mgの価格は21万6,000ウォン(約2万3000円)まで下がる見通しだ。他の用量に関しても、供給単価が約10%引き下げられると報じられている。
ウゴービによるこのような価格引き下げは、来週発売予定のマンジャロがウゴービよりも供給単価が低く設定されたことが背景にある。
マンジャロの開始用量である2.5mgの4週分の供給価格はおよそ28万ウォン(約3万円)、主な維持用量である5mgは37万ウォン(約4万円)以下となる見通しだ。
一方、段階的に導入予定の7.5mgや10mgといった高用量製品はおよそ52万ウォン(約5万5000円)とされている。これら高用量製品はまだ韓国で流通していないが、開始されればさらに価格が下がる可能性も期待される。
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