就任後初めての休暇を終え、業務に復帰するとすぐに下した最初の指示になる。
カン・ユジョン(姜由楨)大統領室報道官はこの日午後のブリーフィングで「昨日、ウィジョンブ(議政府)市にある新築マンションの工事現場で安全網の撤去作業をしていた50代労働者が墜落して死亡する残念な事故が発生した」と李大統領の指示事項を伝えた。
姜報道官は「国政状況室を通じて共有・伝播する現システムは維持するものの、大統領にもう少し早く報告するシステムを整えるよう指示した」と説明した。
続いて「今はメディア報道を見てから事故を知る場合がある。報告システム自体を常に体系化せよということが強調されたと思われる」と付け加えた。
さらに、李大統領は雇用労働部に「労災事故防止のための事前・事後措置内容と現在までに措置した内容を火曜日(12日)の国務会議で報告せよ」と指示した。
これに関し、姜報道官は「労災死亡を画期的に減らすという李大統領の強い意志である。仕事をしている労働者が負傷したり、命をなくすことがこれ以上は発生しないよう、世界10位の経済強国の地位を労働者の安全で証明する」と強調した。
李大統領はこの日の午前、休暇を終えて業務に復帰した後、労災に関する報告を受けてこのように指示したという。
なお、前日午後、キョンギド(京畿道)議政府市にあるDL建設のマンション新築工事現場では、50代の労働者1人が約6階の高さから墜落し、心停止状態で病院に運ばれたが治療中に死亡した。
亡くなった労働者はDL建設の下請け業者の所属で、マンション外壁の網を解体する作業中に墜落防止安全フックの取り付け不良により墜落したと伝えられた。
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