北朝鮮の韓国向け「騒音放送」用の拡声器は複数のスピーカーをつなげて1セットになっており、スピーカーの数が増やされたという。
同関係者は、北朝鮮は現在、韓国に向けて騒音放送をしていないため、実際に稼動してはいないとしたうえで、「(拡声器増設は放送の)出力を強化したもの」と説明した。
北朝鮮が拡声器を増設したのは5~6月で、韓国軍が6月11日に北朝鮮に向けた拡声器による宣伝放送を中止した後も増設作業は続いていたという。
合同参謀本部の関係者は「(韓国軍の)対北拡声器撤去前の活動であり、従来から準備してきた(拡声器)出力増強作業とみられる」と説明した。
韓国軍は今月4日に南北軍事境界線付近に設置した固定式拡声器の撤去を始め、5日に作業を終えたが、北朝鮮側には拡声器を撤去する動きはない。
同関係者は「(北朝鮮側は)整備をするなど通常通りの様子で、撤去はしていない」と伝えた。
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