記者会見を行う大統領室の姜由楨報道官=6日、ソウル(聯合ニュース)
記者会見を行う大統領室の姜由楨報道官=6日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領室の姜由楨(カン・ユジョン)報道官は7日の記者会見で、ベトナムの最高指導者、トー・ラム共産党書記長が10日から3泊4日の日程で国賓として訪韓すると発表した。6月に李在明(イ・ジェミョン)政権が発足してから外国の首脳が韓国を訪問するのは初めて。

 李大統領の招待を受けて訪韓する。姜氏は「11日の首脳会談や夕食会などを通じ、ラム書記長と政治・安全保障、貿易・投資分野のほか、原発、高速鉄道、スマートシティー、科学技術など未来戦略分野について踏み込んだ議論を行う」と述べた。また、「韓国とベトナムの関係の未来志向で互恵的な発展に向けた両国の意志を確認し、東南アジア諸国連合(ASEAN)との協力も一層強化するきっかけになると期待している」と強調した。

 ベトナム戦争当時、韓国軍による民間人虐殺事件のベトナム人被害者が韓国政府を相手取り損害賠償を求めた訴訟で、一審と二審で原告が勝訴し、大法院(最高裁)の判決を控えていることに関しては、「両国は過去より未来志向的な関係を、特にベトナム側がより未来志向的な関係を望んでいる」とし、「過去を度外視するというより、文化・産業的な側面や経済的な側面から互恵的な関係に進むことをベトナム側が望んでいる」と表明。「(民間人虐殺事件問題を)解決する方策を模索するが、首脳外交では互恵的で未来志向的な関係に進む」と述べた。


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