6日に放送されたJTBC「事件班長」によると、被害者のAさんは昨年6月27日、恋人と夕食後、地下鉄を利用し帰宅する途中、このような事故に遭った。
Aさんはこの日午後8時19分ごろ、地下鉄9号線マゴクナル(麻谷ナル)駅からケファ(開花)駅方向の地下鉄に乗るためホームに降りるエスカレーターに乗った。
しかしAさんが中間地点まで降りたころ、後ろで中年女性がこのエスカレーターに大きなスーツケース2つを載せた。さらにもう1つを載せようとした時、先に載せたスーツケース2つが転がり落ちてしまった。
当時、後ろを振り返ったAさんは避ける間もなくスーツケース2つに当たり転んでしまった。Aさんは体が丸くなった状態でエスカレーターの階段に押され下に降りて行ったという。
Aさんは、「後ろから突然、ゴロゴロという音がして振り返ると、スーツケース2つが本当に大きく見え、そのまま当たってしまった」とし、「2秒間、本当に多くのことが頭をよぎった。1つではなく2つが同時に落ちてきたので避ける間もなかった」と話した。
スーツケースを載せた加害女性のBさんは、「私が悪かったようだ。娘のような年の人に対し申し訳なく、補償したい」と話した。しかしAさんが「弁護士を通じ刑事示談する」と言うと、Bさんは「私がひどく悪いことをしたわけでもなくミスをしただけなのに、保険会社を通じ補償を受ければいいこと。私のお金は使わない」と答えたという。
結局AさんはBさんと刑事示談が決裂し、保険を通じ700万ウォン(約74万円)程度を受け取ったとし、「治療費は2700万ウォン(約280万円)以上かかった。女性は過失致傷罪で罰金100万ウォン(約10万円)の処分を受けた」と話した。
現在、AさんはBさんを相手に民事訴訟を提起した状態だ。Aさんは、「女性のミスにより1年を無駄にした」とし、「傷害診断書で全治8週間以上、精神科診療も4週間以上必要だと出た。骨折がなかったのは幸いだが、頭から足の先まで痛くないところはない」と明かした。
一方、Bさんは、「ミスにより起きた事故を本当に申し訳なく思うが、Aさんは歩けないわけでもなく、私が見るには軽微な事故なのに過度に拡大させているようで遺憾」とし、「私も事故後、日常生活に支障がある程度に大きなストレスを感じている」と話している。
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