画面に表示された動画=(聯合ニュースTV)
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【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が28日に公表した韓国人の生活時間に関する調査(2024年版)によると、この5年で韓国人の睡眠時間、労働時間、学習時間がすべて減少し、メディア利用時間が大幅に増えた。睡眠時間は1999年の統計開始以来、初めて減り、眠ろうとしてもなかなか眠りにつけない人の割合はすべての年代で上昇し、10%を越えた。

◇5年前より遅く寝て早く起きる

 10歳以上の韓国人の1日の平均睡眠時間は8時間4分、間食を含めた食事時間は1時間54分だった。5年前と比べ睡眠は8分、食事時間は1分それぞれ減った。

 睡眠時間が減ったのは1999年の調査開始以来、初めて。同年は7時間47分だったが、調査ごとに増え、前回調査の2019年にはピークとなる8時間12分を記録した。

 平日の平均睡眠時間は7時間45分で、土曜日(8時間31分)、日曜日(8時間49分)より短かった。10代が8時間37分で最も長く、50代が7時間40分で最も短かった。

 眠ろうとしても眠れない人の割合は11.9%で、5年前(7.3%)より大幅に上昇した。すべての年代で上昇し、眠るまでに平均で32分を要した。

 平均就寝時刻は午後11時28分で、5年前より4分遅くなった。平均起床時刻は6時59分で、9分早くなった。

 朝昼夕の食事を取る人の割合は、朝食が63.7%、昼食が85.6%、夕食が78.3%で、5年前と比べ、朝食は4.0ポイント、昼食は0.8ポイント、夕食は0.6ポイントそれぞれ減った。

 1人で食事をする人の割合は5年前に比べ、朝食は38.8%から41.7%に、昼食は25.5%から26.9%に、夕食は23.2%から25.7%にそれぞれ増えた。

 求職活動を含めた労働時間は3時間7分、学習時間は49分だった。家事には1時間52分、移動には1時間32分を使ったことが分かった。

 労働・学習・移動を含む「義務時間」は7時間20分で5年前より19分減った。労働は6分、学習は5分、家事は4分、移動は4分それぞれ減った。

◇動画を見ながら休む人が20ポイント以上増加 

 メディア利用・スポーツ・交際など余暇活動時間は5時間8分で5年前より21分増えた。書籍・テレビ・インターネットなどメディア利用(2時間43分)が17分増えた影響が大きかった。メディア利用時間は2009年以降、5年ごとの調査で毎回増えており、増加幅も大きくなっている。

 メディア利用時間はすべての年代で余暇時間に占める割合が最も大きかった。特に30代以上では余暇時間の50%以上を占めた。

 日曜日に1日10分以上メディアを利用して余暇活動をする人の割合は93.4%に達した。平均利用時間は3時間41分だった。日曜日に睡眠時間(8時間49分)を除いた残りの4分の1以上をメディア利用に費やしていることになる。

 このうち、動画など映像の視聴で余暇を過ごす人の割合は日曜日が45.4%で最も高かった。5年前より24.2ポイント上昇した。動画の平均利用時間は1時間55分だった。

 動画視聴で余暇を過ごす割合は平日が15.8%から40.4%に、土曜日は19.4%から44.2%に増えた。

 週末の午前(6~12時)は睡眠を取る人が多く、午後(14~21時)はその時間に放送されるテレビやライブ中継などの視聴に最も多くの時間を割いていることが分かった。

 生活時間に関する調査は、5年ごとに実施、公表される。今回の調査は全国1万2750世帯で暮らす10歳以上の世帯員2万5000人を対象に行われた。


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