両氏はこの日の電話会談で両国関係の発展に向けて改めて認識を共有する一方、高官級の交流、朝鮮半島問題、地域・国際情勢など相互の関心事について議論したと予想される。
韓国南東部・慶州で今年10月末から開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて習近平国家主席の訪韓が予定されていることから、会議に関する協力策についても話し合ったとみられる。
韓中関係の懸案の一つとして浮上した、中国による黄海の韓中暫定措置水域(PMZ)への構造物設置をめぐって意見交換が行われたかにも関心が集まる。
このほか、趙氏は韓国との関係改善を拒否する姿勢を示した北朝鮮が挑発を中止して非核化の道へと進むよう、中国に対し建設的な役割を果たすことを求めたと予想される。
21日に就任した趙氏は24日に日本の岩屋毅外相と最初に電話会談を行い、中国は2番目となった。趙氏は今週、米ワシントンを訪れてルビオ国務長官と会談する予定で、就任後最初に行われるのが慣例となっていた韓米外相による電話会談は省略される見通しだ。
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