金与正氏は「李在明政権がわれわれの関心を引き、国際的な脚光を浴びるために同族のまねをし、正義があるかのように騒ぎ立てても、韓国に対するわが国の対敵認識の変化はあり得ない上、朝韓関係の性格を根本的に変える歴史の時計の針を戻すことはできない」と強調した。
李在明政権に対しては「朝鮮半島に国家対国家の関係が永久的に固着した現実とともに、解体されるべき(韓国)統一部の正常化を時代的課題として掲げている」とし、「確実に吸収統一という亡霊に取りつかれた政客の本性は絶対に変わらないということを改めて確認できる」と指摘した。
また、李大統領について「朝鮮半島の緊張緩和や朝韓関係改善といった聞こえのいい言葉を並べ立てているが、韓米同盟に対する盲信やわれわれとの対決の企図は前任者と少しも変わらない」と断言した。
韓国政府の北朝鮮向け放送の中止については「全ては韓国が自らもたらした問題で、どのような措置を取ろうと彼らのことにすぎない」とし、「評価を受けるほどのことではない」と批判した。
その上で「これまで一方的にわが国家を主敵だと宣布し、極端な対決の雰囲気を高揚させてきた韓国が今になって自ら招いた全ての結果を感傷的な言葉で覆すことができると期待したのなら、それはとてつもない誤算だ」と断じた。
金与正氏は、10月末から韓国・慶州で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に金正恩氏が招待される可能性が取り沙汰されていることについても「無駄な妄想だ」と非難した。
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