ヴァン・クリーフ&アーペルのネックレスを着用した金建希前大統領夫人(写真=キム・ウィギョム元共に民主党議員のフェイスブックから)
ヴァン・クリーフ&アーペルのネックレスを着用した金建希前大統領夫人(写真=キム・ウィギョム元共に民主党議員のフェイスブックから)
キム・ゴンヒ(金建希)前大統領夫人側が財産の申告漏れを指摘されたブランド品の宝石について、全て模造品だと釈明した陳述書を金建希特別検察官チームが受け取った。当初、ユン・ソギョル(尹錫悦)前大統領の在任当時に大統領室はこの装飾品を「借りたもの」と釈明していた。

CBSノーカットニュースによると25日、特検チームは最近ソウル中央地検から受け取った金夫人の事件記録で、2022年の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の際に金夫人が着用していたヴァン・クリーフ&アーペルのネックレスとカルティエのブレスレット、ティファニーのブローチが全て模造品だとの主張が盛り込まれた陳述書を確認した。

当時、金夫人は尹前大統領のNATO首脳会議歴訪に同行し、着用していた装飾品がすべて超高価のブランド品であったことが話題になった。金夫人は6200万ウォン(約660万円)相当のヴァン・クリーフ&アーペルのネックレス、1500万ウォン(160万円)相当のカルティエのブレスレット、2000万ウォン(約213万円)以上するティファニーのブローチを着用していた。

これについて当時、共に民主党が金夫人が公職者倫理法で規定されている500万ウォン(約53万3000円)の価格を越える貴金属を申告していないと指摘した。財産の申告漏れが話題に上ると、大統領室では「装飾品3点のうち2点は知人に借りたもので、1点は個人事業者から購入したもので、購入した金額が財産申告の対象に該当しない」と釈明していた。

金夫人の高価な装飾品に対する捜査はソウル中央地検が5月に捜査に着手していたが、金夫人側が検察に「3点全てが模造品」との陳述書を提出した。

一方、特検チームはこの日、金夫人の兄の親戚宅を捜索した際にブランド品アクセサリー3点のうちヴァン・クリーフ&アーペルのネックレス1点を押収した。特検チームはこのネックレスが金夫人がNATO歴訪当時に着用していたネックレスと同一のものか、また真贋などについて調べる方針だ。
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