ユン・ソギョル(尹錫悦)前大統領が本人とキム・ゴンヒ(金建希)夫人の名義で合計79億9115万ウォン(約8億5500万円)の財産保有を申告した。2024年3月に申告した財産から5億1000万ウォン(約5460万円)増えた。

韓国政府の公職者倫理委員会は25日、7月の随時財産登録事項を官報に掲載した。今月の財産公開対象者は前職・現職の高位公職者54人だ。

尹前大統領が申告した財産は、昨年の申告内容と同様に配偶者の金夫人名義のものが大半だった。尹前大統領本人名義の財産は、預金6億6369万ウォン(約7100万円)のみだった。

その他の財産はすべて金夫人名義で、土地が3億90万ウォン(約3220万円)、建物が19億4800万ウォン(約2億800万円)、預金が50億7855万ウォン(約5億4300万円)など合計73億2745万ウォン(約7億8400万円)を申告した。直前の申告時よりもソウル市ソチョドン(瑞草洞)のアクロビスタマンションの価額が3億7900万ウォン(約4050万円)増え、預金も1億ウォン(約1070万円)以上増加し、尹前大統領夫妻の財産は昨年の3月当時に比べ5億1000万ウォン(約5460万円)増えた。

証券や債務、会員権などはなかった。尹前大統領の母親は独立生計の維持を理由に登録財産の告知を拒否した。

チェ・サンモク(崔相穆)前経済副首相兼企画財政部長官は45億1483万ウォン(約4億8300万円)を、ホン・ジュンピョ(洪準杓)前テグ(大邱)市長は42億6370万ウォン(約4億5600万円)をそれぞれ申告した。

現職の公務員の中ではイ・ジュンイル駐イラク大使が最も多額の52億7916万ウォン(約5億6500万円)の財産を申告した。チョ・ジョンア原子力安全委員会事務長が44億1521万ウォン(約4億7200万円)、チョン・ギホン外交部公共外交大使が41億7461万ウォン(約4億4700万円)で後に続いた。
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