22日に韓国銀行が発表した6月の生産者物価指数は119.77(2020年を100とした時の基準)で、前月(119.64)に比べて0.1%上昇した。生産者物価は生産者が企業や卸売業者に販売する価格で、時間差を置いて消費者物価に反映される。
前月比では畜産物(2.4%)と農産物(1.5%)が上昇し、農林水産品が0.6%上昇した。品目別の前月比で最も高い上昇率を示した畜産物は4カ月連続で上昇傾向を続けている。
工業製品は横ばいで推移している。国際原油価格が小幅上昇したことを受けて石炭および石油製品(1.2%)が上昇したが、化学製品(マイナス0.1%)とコンピュータ・電子光学機器(マイナス0.6%)が下落し、原油価格の上昇分を相殺した。電力・ガス・水道などは産業用都市ガス(マイナス2.4%)などが下がり前の月に比べ0.1%下落した反面、サービスは金融および保険(2.5%)、不動産(0.2%)などが上がり0.3%上昇した。
先月に生産者物価が大幅に上昇した品目を見ると、白菜が31.1%、豚肉が9.9%上昇した。卵も4.4%上昇し、4カ月連続で上昇した。韓国銀行経済統計局のイ・ムンヒ物価統計チーム長は「豚肉はこのところ生産量が減少しており、卵は産卵鶏の年齢を延長して供給を増やしたが、需要に追いつけていない」と述べ、「白菜は春白菜が高温と病害により不作になった」と説明した。
しかし、水産物の場合、イカ(マイナス36.5%)とサバ(マイナス27.6%)などの価格が急落し、前の月に比べて4.9%下落した。イチーム長は「水産物は禁漁期などが終了し漁獲量が増えたため」と説明し、「6月の海水温が低くなり漁獲量が増えた影響もあった」と述べた。
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