韓国の中部地方を中心に２日間続いた大雨の影響で農地が冠水し、被害面積はサッカー場１万８０００面分に相当する約１万３０３３ヘクタールに上った。農林畜産食品部は１８日、緊急対策会議を開き、集中豪雨による被害復旧について協議した。被害を受けた農地のうち、水田が１万１０４１ヘクタールで最も大きかった。地域別では忠清南道地域が１万２４６４ヘクタールで、慶尚南道が３２６ヘクタールだった。そのほか牛５６頭、豚２００頭、鶏６０万羽が死ぬ被害があった。
◇旧統一教会本部を家宅捜索 尹前大統領妻の不正疑惑巡り
尹錫悦（ユン・ソクヨル）前大統領の妻、金建希（キム・ゴンヒ）氏に絡む疑惑を捜査する特別検察官チームは、ソウル近郊の京畿道・加平にある世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の本部とソウル本部の家宅捜索に入った。旧統一教会を巡っては、元幹部が２０２２年、「コンジン法師」と呼ばれるチョン・ソンベ氏を通じ、金氏にダイヤモンドのネックレスや高級バッグなどを渡した疑いがある。金氏に対し、旧統一教会のカンボジア・メコン川開発事業やニュース専門テレビ局・ＹＴＮの買収、国連事務局の韓国誘致、大統領就任式への招待などで便宜を図るよう働きかけたとされる。
◇李大統領の支持率６４％ 与党４６％・最大野党１９％
世論調査会社の韓国ギャラップが発表した調査結果によると、李在明（イ・ジェミョン）大統領の職務遂行について、「うまくやっている」と答えた人は前週に比べ１ポイント上昇した６４％だった。「うまくできていない」と回答した人は２３％で、前週と変わらなかった。政党支持率は革新系与党「共に民主党」が前週より３ポイント上がった４６％だった。保守系最大野党「国民の力」は１９％で、前週と変わらなかった。国民の力の支持率は前週、韓国ギャラップの調査で２０２０年１１月以来初めて２０％を割り込み、２週連続で２０％を下回った。
◇閣僚人事聴聞会最終日 与野党が激しく対立
李在明政権発足後に指名された閣僚候補の国会人事聴聞会が最終日を迎え、与野党は鄭銀敬（チョン・ウンギョン）保健福祉部長官候補、尹昊重（ユン・ホジュン）行政安全部長官候補、呉泳俊（オ・ヨンジュン）憲法裁判所裁判官候補の疑惑や資質などを巡り激しく対立した。国会保健福祉委員会の聴聞会では、野党側が鄭氏の疾病管理庁長在職時に配偶者が新型コロナウイルス関連企業の株式を保有したとされる疑惑を解明する資料を提出するよう要求。これに対し与党側が反発し、聴聞会は開始４０分後に停会した。
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