文具メーカーの化粧品事業が軒並み苦戦、相次ぐ赤字や撤退=韓国
文具メーカーの化粧品事業が軒並み苦戦、相次ぐ赤字や撤退=韓国
文具メーカーのバルンソンが運営する韓国美容プラットフォーム「ジョルス」は、世界約180カ国を対象に化粧品販売を行っている。特に南米地域で売上高は月100万ドル(USD、約1億4758万円)に上った。オンラインに注力してきたジョルスが海外の実店舗へと販路を拡大する背景には、収益性を確保する狙いある。

同社は2020年3月、化粧品メーカーのジョルスを買収して化粧品流通事業に進出した。しかし2024年には連結で57億ウォン(約6億円)の営業損失を計上。美容関連の法人を設立したインド法人も結局は撤退した。

モナミも2023年、化粧品ODM(相手先ブランドによる設計・生産)事業を行うモナミ・コスメティックを設立。しかし2024年には45億ウォン(約4億8114万円)の赤字を出している。

このほかモーニンググローリーも2018年、化粧品ODM大手のコスマックスと提携し、BBクリームなどの商品を販売したが、事業不振により1年で撤退していた。

業界の関係者は「学齢期の子どもの人口減少や文具のデジタル化を受け、文具業界が化粧品市場に進出したものの、化粧品は販売数が勝負を分ける業界。確固たる地位を築くまでの損失をいつまで受け入れられるのかが重要となる」と述べた。

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