パク・シネ の最新ニュースまとめ
開演時間が過ぎ、オープニング映像が流れると、いよいよファンミーティングが幕を開けた。パク・シネの登場を待つファンの視線がステージに釘付けになると、会場にはドラマ「悪魔なカノジョは裁判官」OST「Boomerang」のイントロが響き渡る。その瞬間、堂々とした足取りでステージに現れたパク・シネは、ドラマの決めセリフを思わせる口調で、「HYE,TALKの世界に来たあなたたちを歓迎します」と言い放ち、歓声と大きな拍手に包まれる。そして、日本語で「こんにちは、皆さーん、パク・シネでーす。お久しぶりです。本当に会いたかったです」と笑顔であいさつし、久々の再会を心から喜んだ。
司会者の古家正亨を迎え、今回のイベントのタイトルについて質問が飛ぶと、パク・シネは「今までのタイトルは、『〜〜エンジェル』でしたが、今回は皆さんとより多くの会話をしたい、友人と気楽に話すような思いから私がアイディアを出しました。楽しい時間、大切ないろんな話ができればいいなと思っています」と心温まる意図を明かした。衣装についても触れ、「台湾やタイでファンミーティングをしてきたのですが、日本のファンの皆さんに会うということなので、ラブリーな衣装にしてみました」と笑顔で語った。
最初のコーナー「HYE TALK ABOUT」では、東京に到着してから撮影した写真を公開。パク・シネにとって東京はお気に入りの都市で、早朝便で来日し、久しぶりに原宿、渋谷、表参道を巡ったという。
写真には、ハラカドや一見民家のようなアパレルショップの様子も紹介され、そんな中間近で見ている司会者の古家はパク・シネの透き通る肌を褒めずにはいられなかった様子。彼女は「メイクさんのおかげです」と謙遜していたが、お寿司屋さんでの写真が公開されると、彼女は「私はお肉も好きですが、1週間のうちお肉を食べるかお寿司を食べるかと聞かれたら、寿司を言うくらいお魚派なんです。なので、日本に来たらすぐに食べに行きました。だからお肌の調子が良いのかもしれません(笑)」と語る言葉に、会場には笑いが起き、和やかな空気が広がった。
東京タワーが写る六本木での写真では、夕飯を食べてからホテルに戻る途中で撮った写真だと紹介。彼女は「実は去年の10月か11月にプライベートで友達と一緒に東京に来たのですが、インスタで見るような東京タワーが見えるスポットを探して、1万5千歩くらい歩き回ったんです。でも今回、ここに来たらこんなに綺麗に東京タワーが見えたので、前回の苦労はなんだったんだろうって思っちゃいました」と振り返り、“東京探し”のエピソードを語った。今回も東京での滞在中、1日で1万5千歩以上歩いたというパク・シネ。「東京に来ると、基本12キロくらい歩いているんです。一日中歩き回っているのですが、六本木から始まり、麻布台ヒルズ、渋谷、表参道をずっと歩いています。道路がきれいに整備されていますし、行くところを事前に決めておいてルートを探索するんです。それを見ながら、午前10時に出発して私が好きな油そばから始まってずっと歩きます。それで、私が好きな洋服屋さんに行ったり、行ってみたかったデザート屋さんも、トンカツ屋さんも、焼肉とか寿司屋さんまで行ったりして、食べたいものを探すために計画をして歩きます」と、生き生きと話し、その表情には、旅の楽しさがにじんでいた。
また、この日のイベント終了後は打ち上げとして焼肉を食べる予定だと明かし、「(日本語で)焼肉のために」とお茶目に話し、11時に会場入りしてから、焼肉のために何も食べていないという。さらに、翌日のランチ予約まで済ませているという食への情熱に、ファンからはあたたかな笑いが起こった。食べることを全力で楽しみ、行動力たっぷりに東京を歩き回る、そんな飾らない姿に、会場は自然と笑顔とぬくもりに包まれていった。
続いては、ドラマ「悪魔なカノジョは裁判官」を、いくつかのテーマに沿って語るドラマトークのコーナーへ。
「Judge」というテーマでは、これまで医師、弁護士、記者とさまざまな職業を演じてきたパク・シネが、初めて挑んだ判事役について語った。「最初は本当の裁判官に見えなかったらどうしようと思ったのですが、カン・ビンナというキャラクターは平凡な人物ではないので、“そうだ、人間じゃなくて悪魔だからキャラクターを立体的に表現しても良いんだ”って思ったんです。なので、実際の判事は判決を読む時に静かに言うのですが、ユースティティアというキャラクターの独特なリズムや話し方を生かそうと考えました」と、役作りの過程を明かした。
演技へのアプローチについて問われると、「今まで演じてきたキャラクターは、耐えて我慢をして成長していく役が多かったのですが、今回は最初から完璧で人間よりも上の存在。だからこそ、演技をする上で“ゆとり”を見せたいと思いました」と語り、顔の筋肉にまで意識をしながら演じていたという。また、「視聴者に“私ってこのくらい余裕があるわよ、どう?”って見えるように」と、ユースティティアらしい堂々とした佇まいを追求した撮影を振り返った。
さらに、強い眼差しについては、「少し悪い目つきと言いますか、人間を見下ろすような感覚を与えないといけないと思いました。自分自身も水を得た魚のように楽しく演じました」と笑顔を見せた。
お気に入りのセリフについて問われると、「裁判所で判決文を読むことがあったのですが、罪人を処罰するときに地獄のルールを教えるセリフがありました。そのセリフが今でも記憶に残っているのですが、その理由というのはこのドラマはこういうドラマなんですよというタイトルそのものを説明しているようなセリフだったからです」と明かした。すると、ファンから「聞きたい!」というリクエストが上がり、パク・シネは一瞬で表情を引き締め、ユースティティアの低く落ち着いた声色で語り始めた。「あなたはこれから自分がしたことと同じような経験をすることになるわよ。それが地獄のルールだから」と、真っ直ぐに鋭い眼差しを向けながら語るその瞬間、会場は息を呑んだように静まり返った。セリフを言い終えたあと、ふと柔らかな笑顔に戻った彼女の姿に、空気がふっと和らぎ、会場からは大きな拍手が送られた。
次のテーマはFashion。ユースティティアというキャラクターにふさわしく、華やかな衣装の裏側についての話になると、フィッティングだけでも300着、実際に着た衣装は100着も着たという、驚きの数が明かされた。キャラクターについて、パク・シネは「ユースティティアは物欲のある人物なので、クレジットカードは限度額一杯一杯に使ってしまいますし、通帳もマイナス通帳を使うくらいの人物でした。なので、場所が変わったら衣装が変わるくらい衣装の数がたくさんありました。それから、罪人を捕まえるときに、アクションではどうしても血が衣装に飛んでしまうので、余分の洋服も2、3着あり、本当に衣装がたくさんありました」と撮影裏について話してくれた。また、たくさんの衣装を着たことで、周りからは、「今までのドラマの中では貧しいキャラクターだったけど、今回の作品を通して着たかった服をたくさん着て願いがかなったねと言われました」と笑顔を見せたが、「そのせいか次のドラマでは…」と、ため息混じりに続けた。「今回のドラマですてきな服をたくさん着すぎてしまったようです。次の作品では過去に戻るので、その当時の背景を着るということがあります。時代的な違いもあります。髪の毛を短く切った理由もあります」と、新ドラマ「ミス・アンダーカバー・ボス(仮題)」の話題をちらりと明かした。「この作品が出たら、来年にまた東京に来て、美味しいものを探し回って、ファンミーティングもできますよね…」と、再会を予感されるうれしい告知に、会場から期待の拍手が送られた。
2026年上半期に放送予定のこの新作は、韓国の金融危機を迎えた頃の時代を背景に、パク・シネは証券監督院のホン・グムボ役をつとめ、証券会社に入ってアンダーカバーをし、その会社の不正を暴いていくという物語。劇中の年齢は35歳ではあるが、偽装就職で入社するときは20代になるということもあり、スーツ姿からY2Kのファッションと、幅広い衣装を見ることが予想されることを明かし、ファンの期待を高めた。
続いてのテーマはAction。アクション演技については、代役をほぼ使わずにアクションシーンを撮ったそうだ。古家に「アクションは好きでしょ?」と問われるが、日本語で「嫌いではないけど、あんまり好きじゃない…」と苦笑いを見せてファンを笑わせていた。
続いて、「ランダムミッションボックス」というコーナーがスタート。このコーナは、ドラマの名場面を、抽選で当たったファンとパク・シネが一緒に再現し、その瞬間をチェキに撮るというドキドキの企画。コーラを持ってラブショットやサングラスをかけてのポーズ、羽をつけてツーショットといったポーズを取り、ファンとの特別な時間を過ごした。
イベントの後半に突入すると、ダンサーと共にステージに登場したパク・シネは、JENNIE(BLACKPINK)の「Like JENNIE」、「aespa」の「Whiplash」、「IVE」の「Rebel Heart」といった多彩なダンスナンバーをこなし、会場を大いに盛り上げた。
久しぶりのダンスの披露について、「練習は1週間くらいです。6回から7回くらい練習しました。ファンの皆さんの前で踊るのはとても緊張しました。韓国で2年前にしたファンミーティングでダンスを披露したのですが、その時のみなさんの反応がすごく良かったので、次回は最後のパフォーマンスとしてお見せしなければならないと思い、準備しました」と明かした。「もうこれ以上はつらくて大変です。もう関節も痛いですし、体力的につらいです」と息を切らしながらも、もう一曲準備してくれたという彼女は、「NewJeans」の「How Sweet」を披露。しなやかかつ軽やかなステップ、キレのある動きで会場を盛り上げた。
続いては、カバンの中身を見せる特別コーナーへ。お財布は中身まで見せてしまう、サービス精神たっぷりの神対応。日本語で「領収書〜」と伝え、ホテルのカードキーや名刺まで披露し、うっかりクレジットカードまで見せようとしてしまい、司会者に止められる一幕もあった。現金を持つ理由については、「ラーメンや油そばを食べるときに必要」と語り、会場からは笑いが。さらに「昨日、表参道を上がったところに一蘭があるじゃないですか。昨日は週末でもあったので、一蘭の前に本当にたくさんの人が並んでいました。わーこれ、すごいなー、これって明け方までかかるんじゃないって思いながら通り過ぎました」と、東京でのエピソードをにこやかに語った。
さらに、カバンの中からは香水やヒアルロン酸入りの人工涙液、リップバームなど、次々と紹介。中でもクッションパウダーについては、「売り切れたら困るので(笑)」と、ブランド名こそ明かさなかったものの、包み隠さず公開してしまうような気取らない姿に、ファンからは思わず笑みがこぼれた。
イベント終盤は、ファンと一緒に盛り上がる「マルバツクイズ」のコーナーへ。最後まで勝ち残ったファンに向けて、スペシャルなプレゼントが用意されていた。
「いま私が食べたい甘い間食はなんでしょう?」(甘いプリンであればマル、みたらし団子であればバツ)という質問では、マルを選択したパク・シネ。理由は「始まる前にプリンを食べたんです。日本に来ると必ずプリンは食べるのですが、「NewJeans」のダンスを踊ったら、糖分が下がってしまったので、プリンが食べたいと思いながら楽屋に戻りました」とエピソードを明かし、会場の笑いを誘った。続いて、「日本で旅行をするなら?(マルは冬の箱根で温泉旅行、バツは夏の沖縄でスキューバダイビング)」という質問には、マルを選択。昨年に行った箱根が良かったという理由で選んだそうだ。ただし、沖縄にも行きたいという彼女は、この選択肢にはない、「沖縄ではスキューバダイビングよりサーフィンをしたい」と話した。そのほかにも「ファンと一緒に観たい映画」や、「シネがファンに教えたいポーズ」、「朝起きてからするルーティン」、「おすすめする夕食は?」といった質問が続き、見事に勝ち残った4人のファンには、パク・シネが用意したプレゼントと、彼女とのセルカ撮影という、忘れられないご褒美が贈られた。
あっという間に訪れたお別れの時間…。「時間が経つのは本当に早いですね」と名残惜しそうに語りながら、パク・シネは「ファンミーティングをする前にファンのみなさんと一緒に写真を撮る時間があったのですが、本当に昔から応援してくれているファンの皆さんがいらっしゃいました。私が2009年に『美男<イケメン>ですね』という作品を通して日本のファンの皆さんに顔が知らせるようになってから、年に1回は日本でファンミーティングをしていたのですが、その時から私のことをずっと応援してくださる方、こうして会場を埋めてくださる皆さんがいらっしゃいます。本当に長い時間が過ぎました。私が過ごしてきた日々を振り返ってみると、私のことを愛してくれるファンの皆さんにありがたいなと思うと同時にとても幸せだなと思っています。皆さんのそういった愛情や私のことを大切に思ってくださるその思いによって力となり今まで歩んで来ることができたのだと思います。この場を借りて、長い間私を愛してくれる思いに対して感謝します」と、感謝の気持ちを伝えた。
そして最後に、「韓国に戻ったらすぐに次のドラマの撮影があります。実は次回の新作の撮影は今週から始まりました。1日も早くその作品を皆さんにお見せできるように頑張って撮影に臨みたいと思います。また来年この場で皆さんに会えることを願っています。その時までどうぞ皆さんお元気で、お幸せに過ごしていただき、皆さんがかなえたいという全てのことがうまくいくことを願っています。皆さんが私のことを応援してくれる、それと同じように私も皆さんのことを応援していますので、また必ず皆さんにお会いできることを願っています」と、再会の約束をし、ファンとの思い出がたくさん詰まっているという「Arm Pillow」を披露。「♪一日一日が夢のよう あなたのおかげで まだ言えていない大きな愛をあなたの心に置いてくるわ」と、照れくさそうに伝える愛を、柔らかな歌声で届け、ファンの心を癒した。
歌い終えると、「皆さん、本当にありがとうございました。またね〜」と日本語で明るくあいさつ。あたたかな拍手に包まれながらステージを後にした。本編終了後には、来場者全員へのお見送り会も行われ、近い距離で交わされる眼差しや笑顔が、この日特別な1日であった事を物語っていた。
笑顔、ユーモア、真摯な言葉。どの瞬間にもパク・シネの人柄があふれていたファンミーティング。俳優として、ひとりの人として、変わらずにファンと心を通わせ続ける彼女の姿に、きっと多くの人が、改めて彼女を好きになったに違いない。“TALK”をテーマとした今回の時間は、まさに心と心が響き合うような対話のひととき。これからもそんな時間を重ねながら、ファンとの思い出はさらに深まっていく事だろう。
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