韓国統一部長官候補　「北が３カ所の半導体工場、スマホ生産」

【ソウル聯合ニュース】韓国統一部長官候補に指名された鄭東泳（チョン・ドンヨン）国会議員は１４日、国会で開かれた自身の人事聴聞会で、今後可能性がある南北交流協力分野として人工知能（ＡＩ）などの科学技術分野を挙げ、「北に半導体工場が三つあると統一部から報告を受けた」と述べた。

　半導体工場の位置は「平壌、平城、元山と推定される」とし「この３カ所では外部から輸入した、おそらく密輸した半導体を使って携帯電話を自主生産している」と説明した。　

　そのうえで、「ＡＩを中心とした科学技術分野が今後の南北協力の重要な分野だと考える」と主張した。

　また、北朝鮮がＡＩ分野で韓国や国際社会と協力するには米朝関係の改善が鍵であると述べた。

　鄭氏は北朝鮮の金日成総合大の人材のレベルはかなり高いとみられるとし、米新興企業オープンＡＩが開発した対話型生成ＡＩ「チャットＧＰＴ」の北朝鮮版の開発を進めていると聞いたと伝えた。