韓国の朴潤柱(パク・ユンジュ)外交部第1次官、米国のルビオ国務長官、日本の岩屋毅外相が出席した。韓国は外交部長官候補の趙顕(チョ・ヒョン)氏の任命手続きが進行中のため朴氏が代理として出席した。
外交部によると、3氏は北朝鮮の完全な非核化という目標を再確認した。3カ国の緊密な連携を土台に対北朝鮮の強力な抑止力を維持し、3カ国の安全保障協力を拡大していくことを申し合わせた。朴氏は南北間の緊張緩和や対話再開に向けた韓国政府の努力を説明し、米国・日本に緊密な協力を呼びかけた。
3氏はエネルギー・造船分野での協力強化や重要鉱物をはじめとする供給網の安定、AI(人工知能)などの新技術分野での協力拡大も確認した。
朴氏はこの日の会議開催が「国益中心の実用外交という基調の下、韓米日協力を持続的に発展させていくという韓国政府の意志を示すもの」と強調。3カ国の連携を強め、目に見える実質的な成果を挙げていくことを期待した。
3カ国外相会談は4月に北大西洋条約機構(NATO)外相会合に合わせて開かれて以来、約3カ月ぶりとなる。韓国の李在明(イ・ジェミョン)政権発足後は初めて。
韓国からは次官の朴氏が代理として出席したこともあり米国や日本との2国間会談の開催は見送られたが、3カ国の会議が開かれたのは米国と日本が韓米日協力を重要視していることの表れと受け止められる。会議の成果を盛り込んだ共同声明は発表されなかった。
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