李在明大統領(左)と金民錫首相(資料写真)=(聯合ニュース)
李在明大統領(左)と金民錫首相(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は7日、金民錫(キム・ミンソク)新首相と昼食を共にしながら会談し、「国政の執行に責任を持ってあたってほしい」として、安全や秩序回復、国民生活分野に積極的に取り組むよう指示した。大統領室の禹相虎(ウ・サンホ)政務首席秘書官が記者会見で明らかにした。

 李大統領は「民生回復支援金の執行に副作用がないよう、万全を期してほしい」と指示したほか、労働災害や自然災害などによる死亡事故の減少に向けて取り組むよう求めた。また、人工知能(AI)やバイオ分野の人材が海外に流出しているとの報道に関し、「最高人材を確保できる対策を講じてほしい」と述べた。

 金首相は尹錫悦(ユン・ソクヨル)前政権で政府が医師不足などの対策として打ち出した大学医学部の定員増方針に反発した研修医らが職場を離脱している問題を巡って、「近く当事者たちに会う」と報告。李大統領は問題解決のため、積極的に対応するよう指示した。

 また、8月に予定されている光復(日本による植民地支配からの解放)80年の記念式典や10月末から南東部・慶州で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の準備を徹底することも指示した。

 李大統領は金首相との非公開会合を週に1回開くことにした。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40