李政権の初代首相が就任式　「危機克服し偉大な韓国切り開く」

【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明（イ・ジェミョン）政権の初代首相となる金民錫（キム・ミンソク）首相（６１）の就任式が７日午前、中部の行政都市・世宗市にある政府世宗庁舎で開かれた。

　金氏は就任式で、「内乱の傷や第２のアジア通貨危機を克服し、偉大な韓国、偉大な国民、偉大な大統領の時代を切り開く参謀長、国政の方向性を見据え、進める国家総合状況の本部長になる」と意欲を示した。そのうえで、「韓国の勝利のため、共に走ろう」と官僚らに呼びかけた。

　また、「羊が描かれたネクタイを締めた。羊は社会的弱者を象徴する」として、「弱者を一人でも残さず、助けたい」と強調。「断固として革新を成し遂げ、品格を持って国の連続性を守る行政を行う」と公言した。

　金氏は李大統領の要請を受け、この日から１週間、世宗市の首相公邸に滞在する。李大統領は４日に中部の大田市で開いた地元住民との懇談会で、李政権の国政課題である地域の均衡発展の履行を約束していた。韓国では首都圏への一極集中が問題となっている。