金首相は、キム・テクウ大韓医師協会会長、ハン・ソンジョン大韓専攻医協議会非常対策委員長、イ・ソンウ大韓医科大学・医学専門大学院学生協会非常対策委員長らと、医療を巡る懸案事項の協議を検討しているという。韓国政府の関係者は「医療界との面談の必要性について共通認識が形成されており、現在日程を調整中のようだ」と述べた。医療界関係者も、金首相との会合が計画されていることを認めている。
この動きは、研修医や医学生の所管官庁である保健福祉省や教育省の閣僚がまだ正式に任命されていないにもかかわらず、一刻も早い対話開始が不可欠との判断が背景にあると見られる。特に、研修医や医学生の現場復帰には時間が限られており、早期に政府と医療界の対話の道を開くべきだという医療界内外からの強い要求も影響していると解釈されている。
実際に面談が実現すれば、長期にわたる医療対立の解消や、研修医や医学生の現場復帰に向けた具体的な方策などが主要な議題となる見込みだ。
これに先立ち、イ・ジェミョン(李在明)大統領は3日の就任1か月記者会見で、医療対立の解決には「信頼回復」と「対話」が重要とのメッセージを発信した。これにより、政府と医療界の対話が加速するとの期待が高まっている。
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 104