特別検察官の取り調べを受けるため、ソウル高検に出頭する韓氏=2日、ソウル(聯合ニュース)
特別検察官の取り調べを受けるため、ソウル高検に出頭する韓氏=2日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領による昨年12月の「非常戒厳」宣言を巡る内乱事件を政府から独立して捜査する特別検察官側は2日、戒厳宣言の前後に開かれた閣議に絡み、当時、大統領室随行室長を務めていたキム・ジョンファン氏について調査していると明らかにした。

 キム氏は戒厳当日、尹氏から閣僚をさらに呼び出すよう指示を受け、当時の崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相兼企画財政部長官、宋美玲(ソン・ミリョン)農林畜産食品部長官、曺圭鴻(チョ・ギュホン)保健福祉部長官、呉姈姝(オ・ヨンジュ)中小ベンチャー企業部長官、朴庠禹(パク・サンウ)国土交通部長官、安徳根(アン・ドクグン)産業通商資源部長官の名前が書かれたメモをカン・ウィグ大統領秘書室第1付属室長に渡した。

 特別検察官側は、韓悳洙(ハン・ドクス)前首相、安氏、劉相任(ユ・サンイム)科学技術情報通信部長官の取り調べを行っていることについては、具体的な内容については言えないが、閣僚の権限や義務、役割を中心に調べていると説明した。

 また、警察が取っていた韓氏の出国禁止措置については、新たに申請して維持していると説明した。


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