特別検察官の事情聴取を受けるため、ソウル高検に出頭した韓悳洙・前首相(左)と安徳根・産業通商資源部長官=2日、ソウル(聯合ニュース)
特別検察官の事情聴取を受けるため、ソウル高検に出頭した韓悳洙・前首相(左)と安徳根・産業通商資源部長官=2日、ソウル(聯合ニュース)
◇特別検察官 尹前大統領の内乱容疑巡り当時の閣僚ら聴取

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領による昨年12月の「非常戒厳」宣言を巡る内乱事件を政府から独立して捜査する特別検察官のチームは尹氏に対する2度目の取り調べを前に、韓悳洙(ハン・ドクス)前首相をはじめ戒厳宣言の前後に開かれた閣議に出席した閣僚を聴取するなど容疑を固めることに注力している。一方、特別検察官は、尹氏が非常戒厳の大義名分をつくるため、韓国軍ドローン作戦司令部に北朝鮮・平壌への無人機投入を指示したという疑惑についても捜査している。

◇補正予算案 国会委員会の審査で政府案から増額

 政府が景気対策として閣議決定した計30兆5000億ウォン(約3兆2239億円)規模の補正予算案が増額される見通しだ。国会の補正予算案審査手続きが2日、13の国会常任委員会のうち、教育委員会、行政安全委員会、保健福祉委員会、農林畜産食品海洋水産委員会、文化体育観光委員会、環境労働委員会、科学技術情報放送通信委員会、国防委員会、外交統一委員会、国土交通委員会の10の委員会で行われた。10の常任委での予備審査の結果、補正予算は政府案より9兆4986億2600万ウォン増額された。増額分が全て反映されれば、補正予算は40兆ウォンに迫ることになる。

◇33度以上の日と熱帯夜が2010年代から急増 70年代の約2倍に

 最高気温が33度以上の「猛暑日」と夜間の最低気温が25度以上になる「熱帯夜」の年間日数を調査した結果、1970年代から2000年代までは大きな変化がなかったが、2010年代に入ってから大幅に増加したことが気象庁の調べで分かった。70年代は猛暑日が年間平均8.3日、熱帯夜が平均4.2日だったが、2010年代に入ると猛暑日は14.0日、熱帯夜は9.0日に増え、20年代は猛暑日が16.7日、熱帯夜が12.9日とさらに増えた。

◇首相候補の国会承認巡り与野党が対立 

 李在明(イ・ジェミョン)大統領が首相候補に指名した金民錫(キム・ミンソク)氏の国会承認を巡り、与野党が対立を続けている。与党「共に民主党」は3日に本会議を開き、承認案の採決を行う方針だが、最大野党「国民の力」は金氏の指名辞退を要求し、本会議の開催に反対している。禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長は与野党間の協議を促しながらも、遅くとも3日中に本会議を開き、承認案の採決を行うとしている。共に民主党は国民の力との協議が不調に終われば、単独での強行採決に踏み切る構えだ。


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