北朝鮮の放射性廃水放流疑惑、韓国原安委は「韓国内の放射能数値は正常」と発表
北朝鮮の放射性廃水放流疑惑、韓国原安委は「韓国内の放射能数値は正常」と発表
北朝鮮の黄海南道平山にあるウラン精錬工場から放射性廃水が西海(ソヘ、黄海)に流入したとの疑惑が提起された中、韓国国内の環境放射能数値は正常との発表があった。

 韓国の原子力安全委員会(原安委)は今月1日、国内に設置された環境放射線自動監視網(測定周期平均15分)を通じて測定された空間放射線レベルを分析した結果、現在、全国すべての地域で正常レベルを示していることを確認したと発表した。

 原安委は、国内外の原発事故など放射能緊急事態に備え、全国244地域に環境放射線自動監視装置を設置・運用している。

 原安委によると、7月1日午前11時時点での全国の測定値は1時間あたり0.059~0.212マイクロシーベルト(μSv)で、平時の変動範囲内に収まっている。

 特に、最近仁川広域市江華郡の海水浴場で、通常に比べて約8倍(0.87μSv/h)が計測されたという主張が提起されたことを受け、原安委が韓国原子力安全技術院(KINS)の現場調査班を派遣して直接測定した結果、0.2μSv/h以内と正常範囲内にあることを確認した。また、江華郡最北端の北省里地域に設置・運用中の環境放射線監視装置も現在0.143μSv/hと正常レベルであるという。
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