内乱事件を捜査する趙垠奭(チョ・ウンソク)特別検察官(左)と尹前大統領(写真共同取材団)=(聯合ニュース)
内乱事件を捜査する趙垠奭(チョ・ウンソク)特別検察官(左)と尹前大統領(写真共同取材団)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領による昨年12月の「非常戒厳」宣言を巡る内乱事件を政府から独立して捜査する特別検察官は1日、2度目の出頭要請に応じなかった尹氏に対し、5日午前9時に出頭するよう再度要請したと明らかにした。尹氏側は出頭の時間を午前10時にするよう求めていたがこれを拒否した。

 特別検察官は6月28日に特殊公務執行妨害などの容疑で尹氏を取り調べ、30日に再び出頭するよう求めたが、尹氏側が7月3日以降への変更を要請。特別検察はこれを一部受け入れ、1日に出頭するよう通知したが、尹氏は出頭しなかった。

 特別検察官はこの日、5日午前9時に出頭するよう要請。応じなければ裁判所は拘束令状を発付するだろうとの見方を示し、「5日はわれわれの最後の出頭通知」と警告した。

 これに対し尹氏側は出頭時間を午前10時にするよう求めていた。


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