第2世代KTX-イウムは2019年に第1世代を出庫して以降、約6年ぶりにマイナーチェンジしたモデルで、6月13日から韓国鉄道公社に納品を開始した。
最大の特徴は、線路から伝わる車体への衝撃を減らし乗り心地を向上させた点にある。走行と制動の機能を併せ持つ台車部分に性能を改善したサスペンションを設置し、車体下部の強度を高めるため補強材も追加した。
車両に電気を供給するパンタグラフ周辺に設置されたステンレス鋼素材による遮音材の面積を増やし、騒音を防ぐ遮音版を入れている。
同社で設計を担当するコン・ミョンサン高速&SE室常務は「床や天井などを補強し、騒音を従来の70デシベルから67.5デシベルへと減らした」と述べた。
さらに前を走る列車との距離や線路の状態といった情報を受信し、安全運転を助ける「列車自動防護装置(ATP)」も、初めて国産技術で開発、適用した。
同社は2010年に初めて国産化列車「KTX-サンチョン」の運行に成功。続いて第1世代の「KTX-チョンリョン」、第2世代のKTX-イウムを発表した。現時点で、列車の制作に必要な技術から部品までの国産化の割合は90%に迫っている。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 101