内乱事件を捜査する趙垠奭(チョ・ウンソク)特別検察官(左)と尹前大統領(写真共同取材団)=(聯合ニュース)
内乱事件を捜査する趙垠奭(チョ・ウンソク)特別検察官(左)と尹前大統領(写真共同取材団)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領による昨年12月の「非常戒厳」宣言を巡る内乱事件を政府から独立して捜査する特別検察官のチームは1日、2度目の出頭要請に応じなかった尹氏に対し、今月5日に出頭するよう改めて要請した。

 特別検察官側はこの日の記者会見で、尹氏が5日の出頭要請にも応じなければ裁判所は拘束令状を発付するだろうとの見方を示し、「5日はわれわれの最後の出頭通知」と警告した。

 尹氏が1日に続いて2度にわたり出頭要請に応じなかった場合、拘束令状の請求条件が満たされ、強制捜査を検討できるという趣旨とみられる。

 特別検察官側は6月28日に特殊公務執行妨害などの容疑で尹氏を取り調べ、30日に再び出頭するよう求めたが、尹氏側が7月3日以降への変更を要請。特別検察官側はこれを一部受け入れ、7月1日に出頭するよう通知した。

 しかし、尹氏側は出頭日を7月5日以降に延期するよう求める意見書を特別検察官に提出し、この日の出頭に応じない意向を示していた。


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