特別検察官の取り調べを終え帰宅する尹前大統領=6月29日、ソウル(聯合ニュース)
特別検察官の取り調べを終え帰宅する尹前大統領=6月29日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領は1日、昨年12月の「非常戒厳」宣言を巡る内乱事件を政府から独立して捜査する特別検察官の出頭要請に応じなかった。

 特別検察官は6月28日に特殊公務執行妨害などの容疑で尹氏を取り調べ、7月1日に再び出頭するよう求めていた。

 特別検察官は期日を改めて指定し、出頭を求める方針だ。出頭しない場合は拘束令状の請求を検討する。

 尹氏の法律代理人団は6月30日、「健康上の問題で5日か6日に出頭するという期日変更要請書を提出した」として、「特別検察官が一方的に決めて通知した7月1日の出頭は不可能だ」と表明していた。そのうえで、「不出頭ではない」とし、「日程の調整は裁判の日程や現実的な事情を反映した協議事項」と主張した。

 特別検察官は尹氏に今週中の出頭を求める方針だ。特別検察官側は6月30日の会見で、「(出頭期日は)4日か5日になるのではないか」と表明していた。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40