◇視聴時間は英語・非英語部門で圧倒的1位 ネトフリ最高級のヒット作に
ネットフリックスによると、「イカゲーム」はシーズン1が公開されてから4年が過ぎても依然として人気を集めている。累計視聴時間(公開後91日時点、以下も)はシーズン1が22億520万時間、シーズン2は13億8010万時間で、合計すると35億8530万時間に上る。
シーズン1と2の視聴時間はネットフリックスの非英語圏のドラマのうち歴代1位と2位を占め、英語圏を含めてもシーズン1が1位、シーズン2は3位を記録した。
シーズン1の視聴時間は、ネットフリックスの英語圏のドラマとして最もヒットした「ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン4」(18億380万時間)、「ウェンズデー シーズン1」(17億188万時間)と比べてもはるかに多い。
シーズン2も公開初週に4億8760万時間視聴され、2021年9月第4週(20~26日)にシーズン1が記録した4億4873万時間を上回った。
◇非英語圏ドラマ初のエミー賞受賞 米授賞式を総なめに
「イカゲーム」は21年11月に米授賞式「ゴッサム・アワード」で受賞したのに続き、米テレビ界の最高峰とされるエミー賞で6冠を達成。韓国ドラマの歴史を塗り替えた。
1949年に始まって以来英語圏の作品のみが受賞してきたエミー賞で、「イカゲーム」は非英語圏の作品として初めて最高賞の作品賞をはじめとする13部門にノミネートされ、監督賞など6部門で受賞した。
シーズン2は公開前から米映画賞「ゴールデン・グローブ賞」のテレビドラマ部門作品賞候補に選ばれた。
米放送映画批評家協会による授賞式「クリティクス・チョイス・スーパー・アワード」ではシーズン1が韓国ドラマとして初受賞したのに続き、シーズン2も受賞。ファン・ドンヒョク監督は「ゴッサム・アワード」で功労賞を受賞した。
◇ゲーム、カルメ焼き、童謡…世界に広がる韓国文化
「イカゲーム」が巻き起こしたブームにより、劇中に登場するゲームや韓国文化が世界的な人気を集めた。
シーズン1の公開当時はタルゴナ(カルメ焼き)作りセットや出演者が着ていたグリーンの体操服が飛ぶように売れ、ゲーム「ムクゲの花が咲きました」(日本の「だるまさんがころんだ」)やめんこなど、韓国の伝統遊びも人気を呼んだ。
米ロサンゼルス市は「イカゲーム」が成し遂げた成果と米国文化に及ぼした影響力をたたえ、シーズン1公開日の9月17日を「イカゲームの日」に制定した。
シーズン2の公開後には、「マッチゲーム」のBGMとして使われた童謡「丸く丸く」(原題)がミーム(インターネット上の流行語)として広まった。
世界の有名DJがこの曲をEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)やヒップホップスタイルにリミックスし、タイ、米国、英国のクラブで人々が踊る姿がSNSに投稿された。
ドラマの中のゲームを体験できる大型イベントも各国で開催された。
フランス・パリのシャンゼリゼ通りでは、シーズン2の公開を前に「ムクゲの花が咲きました」の再現イベントが開かれ、米ニューヨークのマンハッタンでは劇中のゲームからインスピレーションを得た五つのゲームが楽しめる体験スペースがオープンした。
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