「尹元大統領が乗った米軍航空母艦」をドローンで撮影した中国人留学生、拘束=韓国
「尹元大統領が乗った米軍航空母艦」をドローンで撮影した中国人留学生、拘束=韓国
日米韓軍事訓練のため韓国海軍基地に入港していた米海軍の航空母艦などをドローンで違法撮影した中国人留学生らが拘束された。

プサン(釜山)警察庁は中国人留学生A容疑者を一般利敵および軍事基地法違反の容疑で、B容疑者は軍事基地法違反の容疑でそれぞれ拘束した。また、C容疑者は軍事基地法違反の容疑で在宅立件した。

3人は釜山の大学に通う中国人留学生で、2023年3月から2024年6月まで釜山ナム(南)区の海軍作戦司令部付近でドローンを飛ばし、海軍基地内部と米海軍航空母艦の「セオドア・ルーズベルト」(10万トン級)などを違法撮影した容疑を持たれている。この期間、計9回にわたり写真172枚と動画22本を撮影し、中国のSNSに配布した。

3人は昨年6月25日に海軍作戦司令部付近の野山でドローンを飛ばし違法撮影をしていたところ、巡察中の軍人に捕まり警察に引き渡された。この日は当時のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領がルーズベルト艦を訪れた日だった。ルーズベルト艦は日米韓の初の複数領域軍事訓練「フリーダム・エッジ」参加のため3日前に入港した状態だった。

警察関係者は、「長期間にわたり米・韓軍事基地および軍事施設を違法撮影し、インターネット空間に無断配布して外国に軍事情報を転送させた行為」とし、「国家安保を脅かす重大な安保侵害犯罪と判断し、釜山地検、国家情報院釜山支部、防諜司令部と積極的に協力し捜査を実施した」と説明した。
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