20日、仁川市によると、この日午前0時から午後6時までに市および各郡・区には、豪雨・強風による被害の通報が103件寄せられた。
被害の種類別では、道路浸水37件、倒木24件、住宅浸水12件、施設物の落下7件、土砂流出6件、工場浸水2件、その他15件などとなっている。
この日午前5時30分ごろ、西区コマム洞とキョンソドン(景西洞)、ミチュホル区スンウィ(崇義)洞では集合住宅が浸水し、西区オリュ(梧柳)洞の工場の一部も水に浸かった。
また、西区ワンギル(王吉)洞のワンジョン路一帯で土砂が流出し、ブピョン(富平)区カルサン(葛山)洞、西区テゴク(大谷)洞などでは倒木が発生し、消防当局と地方自治体が安全措置を取った。
午後4時ごろには、西区の一部でマンションや住宅1,145世帯で停電も発生した。
韓国電力公社は、強風による倒木の影響で停電になったとみられ、復旧作業を行い、約50分で電力供給を再開した。
この日午後5時2分ごろには、仁川大橋の松島(ソンド)方面9.7km地点で、大型貨物車に積まれていたコンテナが道路に落下し、後続車に乗っていた2人が負傷し、周辺では交通渋滞も発生した。
午後6時時点で通行が制限されている道路は、ケヤン(桂陽)区の「ウサギトンネル」と空港高速道路側道など2区間となっている。
また、河川では周辺の散策路12カ所への出入りも制限されている。
西海の気象悪化により、この日仁川〜ヨンピョンド(延坪島)、仁川〜白リョン島など14航路の旅客船17隻の運航も中止された。
仁川内陸部には午前4時40分に豪雨警報が発令されたが、その後豪雨注意報に切り替えられ、午後6時には解除された。ただし、正午に発令された強風注意報は、午後現在も継続している。
仁川市と10の郡・区の公務員584人は、雨による被害に備え非常勤務にあたっている。
首都圏気象庁の関係者は「今夜には仁川の雨は止む見込み」とし、「仁川内陸に発令中の強風注意報は今夜から明け方にかけて解除される見通しだ」と述べた。
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