イスラエル・イラン間の緊張が高まる中、米国のビットコイン現物ETFが8取引日連続の資金流入を記録し、市場の初期不安感が急速に解消されていることが分かった。

18日(現地時間)、米国のビットコイン現物ETFには合計3億8830万ドルの資金が流入した。これは今月に入って8日連続で資金が入ったもので、地政学的危機にもかかわらず、機関の買いが続いていることを示している。

Farside Investorsのデータによると、この日の資金流入の大半はBlackRockの「Ishares Bitcoin Trust(IBIT)」とFidelityの「Wise Origin Bitcoin Fund(FBTC)」に集中した。それぞれ2億7890万ドル、1億440万ドルが流入し、全体の資金フローを牽引した。

暗号資産分析会社のSantimentはこの日、Xを通じて「中東の緊張の高まりで序盤下落傾向を見せた市場は、ビットコインが10万4000~10万5000ドル水準を維持しながら安定を取り戻した」とし、「これは過去の地政学的危機の時と似た"リスク回避後の安定"パターン」と分析した。実際、2022年のロシアのウクライナ侵攻、2023年10月のイスラエル・パレスチナ紛争当時にも、ビットコインは短期下落後、数日以内に回復傾向を見せた。

18日基準、資金流入が発生したETFは、IBIT、FBTCの他にビットワイズ(Bitwise)のビットコインETF(BITB)が唯一だった。BITBには1130万ドルが流入した。一方、ARKインベスト、インベスコ、フランクリン・テンプルトン、ヴァルキリー、ヴァンエック、ウィズダムツリーなどが発行したETFは、この日、資金流入を記録しなかった。

唯一純流出を記録したのはグレイスケール(Grayscale)のETFだった。グレイスケールのビットコイントラスト(GBTC)は1640万ドルが流出し、低手数料商品であるミニトラストからも1010万ドルが流出した。

一方、2025年初頭はやや低迷していたビットコインETFの資金フローは、4月17日以降、急激に反転した。この期間に流入した総資金は112億ドルに達し、この期間中、資金流出が発生した日はわずか8日だけだった。 同じ期間、ビットコインの価格も8万5000ドル以下から10万4950ドルまで上昇した。

現在までに11のビットコインETF商品に流入した総資産は463億ドルを超えており、そのうちブラックロックIBITが506億ドル、フィデリティFBTCが115億ドルで最も大きな割合を占めている。この数字は、GBTCから流出した232億ドルを含む数字だ。
Copyright(C) BlockchainToday wowkorea.jp 118