現代自がカンヌ広告祭で4冠、短編映画とAI活用のCSRキャンペーンで＝韓国報道

現代自動車は、17日（現地時間）にフランスで開催された、広告・コミュニケーションフェスティバル「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」で、同社が製作に携わった短編映画「夜釣り」がエンターテインメント部門のグランプリ、また山林保全キャンペーン「樹木特派員」がデジタルクラフト部門における二つの金獅子賞、一つの銀獅子賞を、それぞれ受賞したと発表した。

夜釣りは、自動車の全体像が登場しない大胆な展開と、尺が10分と気軽に鑑賞できる点が、広告の定石を超え社会文化的トレンドをけん引したとの評価を受けた。

樹木特派員は、現代自動車による、AI（人工知能）を使用したCSR（企業の社会的責任）広報キャンペーンだ。現代自の創造的なマーケティングと革新的な試みが認められた。

同キャンペーンは、AI技術を活用し樹木の視点で山林保全の重要性を訴える革新的なストーリー仕立てとなっている。データ分析や要約、自然言語による処理といった作業にAIを活用。こうした点において、創作の役割を限定したり、単純なマーケティングツールとしてのみAIを利用した、従来のマーケティング活動とは差別化されている。