品目別でみると、半導体の輸出額は138億ドルだった。DRAMの固定取引価格の上昇、広帯域メモリー(HBM)など高付加価値製品の輸出好調が続き、5月としては過去最高となった。
携帯電話の輸出額は4カ月連続増加となった。部品輸出が10.2%減少したが、スマートフォン完成品の輸出額が30.7%増加し、全体では2.8%増えた10億5000万ドルを記録した。
通信装備の輸出額は10.2%増の2億ドルだった。米国向けの輸出額が67.2%増加したほか、高速通信規格「5G」の需要が高いインド向けも147.0%増加した。
コンピューター・周辺機器の輸出額は、主力品目のSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)の需要が回復し1.7%増の12億ドルとなった。
ディスプレーは需要鈍化に伴い17.5%減少した。
輸出先別では米国(7.2%増)、ベトナム(15.7%増)、欧州連合(EU、1.5%増)、日本(12.5%増)向けが増加。米関税政策の影響を強く受けた中国への輸出額は6.8%減少した。
5月のICT分野の輸入額は0.5%増の115億3000万ドルで、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は93億5000万ドルの黒字だった。
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