ソウル大生の「大統領選候補1位」は李俊錫氏…李在明大統領を7%上回る=韓国
ソウル大生の「大統領選候補1位」は李俊錫氏…李在明大統領を7%上回る=韓国
6月3日に実施された韓国大統領選挙でソウル大学の学生から最も多くの支持を得た候補は「改革新党」のイ・ジュンソク(李俊錫)候補だったことがわかった。李俊錫候補は支持率35%以上を記録し、「共に民主党」候補として出馬し当選したイ・ジェミョン(李在明)大統領を7%以上の差で上回ったと集計された。

ソウル大学の学報「大学新聞」は9日、「2025ソウル大学部生・政治意識調査」の結果を発表し、このように明らかにした。今回の調査は14~20日にオンライン方式で実施され、ソウル大学の学部に在籍する学生全体を母集団として1057人を対象に行われた。

今回の調査で李俊錫候補は支持率35.1%で1位となった。李在明候補が27.5%で2位になり、「国民の力」のキム・ムンス(金文洙)候補(7.4%)、「民主労働党」のクォン・ヨングク候補(4.8%)らが後に続いた。

ソウル大学の学部生の支持率は実際の大統領選挙の得票率(李在明候補49.42%、金文洙候補41.15%、李俊錫候補8.34%、クォン・ヨングク候補0.98%)とは大きく異なるという点が目に付く。ソウル大学政治外交学科のパク・ウォンホ教授は大学新聞に、「改革保守を望む若い有権者の需要に適合した既存の政治家が不在だった」とし、「その代案として李俊錫候補を支持した学生が多かったとみられる」と分析した。

今回の調査では学部生の性別による政治性向の差がはっきりと表れた。ソウル大学部生の女性回答者の場合、自らを「進歩」と考える割合は43.0%で、「保守」との回答は11.0%に過ぎなかった。一方、男性回答者は38.9%が自身を「保守」、21.4%が「進歩」と回答した。ソウル大学政治外交学科のカン・ウォンテク教授は、「社会全般に深い亀裂を生むほどに両極化が極端に進んだ状況」と指摘した。

また、自身が「保守」だと回答した学部生は2007年の調査で40.5%を記録した後、減少を続け、2017年には9.4%にまで減少したものの、今回の調査では29.1%に急増した。反対に「進歩」と答えた学部生は2017年の41.8%から29.0%に大きく減少し、1992年の調査以来、最も低い数値を記録した。
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