クォン・ソンドン氏はこの日の午前、国会で開かれた党の議員総会で「今回の大統領選敗北は、単純に非常戒厳や大統領弾劾への(国民による)審判にとどまらない。執権与党“国民の力”の分裂に対する骨身に染みる叱責だ」として辞意を表明した。
つづけて「院内代表としての私の責任は決して軽くない」とし「私から院内代表職を降りる」と語った。
クォン・ソンドン氏の辞任決定は、大統領選敗北直後に保守陣営から噴出した「指導部責任論」によるものである。
キム・ムンス(金文洙)同党候補は41.15%を獲得し8.27%ポイントの差でイ・ジェミョン(李在明)“共に民主党”候補に負けたが、「保守の票心をしっかり取り込めなかった」という指摘が出ている。
これは、キム候補が党内予備選により党の公認候補に決定したにもかかわらず、クォン・ヨンセ-クォン・ソンドン体制の下でハン・ドクス(韓悳洙)前首相への「候補交代の試み」が行なわれた点、また12・3非常改憲事態とユン・ソギョル(尹錫悦)前大統領弾劾に関する立場をすみやかに整理できなかったことから、イ・ジュンソク(李俊錫)“改革新党”候補との「保守一本化」を成すことができなかった点などに対する批判である。
クォン・ヨンセ(権寧世)同党選挙対策委員長(当時)は候補交代事態の直後「全ての責任を負い辞任する」として退いたが、引き続き要職についている共同選挙対策委員長のクォン・ソンドン氏に対して「親“ハン・ドンフン(韓東勲)前同党代表”系」を中心に辞任要求が取りざたされ続けてきた。
親ハン系からはこの日も「潔く退く現指導部の姿が必要だ」「敗北した人が残っているというのはあり得ないことだ」などの辞任要求が叫ばれた。
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