流通業界でオンライン販売が増加、実店舗は記憶に残る店づくり重視へ=韓国
流通業界でオンライン販売が増加、実店舗は記憶に残る店づくり重視へ=韓国
産業通商資源部によると、オンライン店舗の割合が全体の54.4%となり、1年前から4.1ポイント増加した。デパート(16.1%)、大型スーパーマーケット(10.1%)、コンビニエンスストア(16.8%)と、実店舗の割合はいずれも縮小している。

デパート業界は不振の店舗を閉鎖し、売り上げの高い店舗のリニューアルと新規コンテンツへの投資を行う。ロッテ百貨店は2024年にマサン(馬山)店を閉鎖した一方、売上高が3兆ウォン(約311億5026万円)超のチャムシル(蚕室)店はリニューアルを実施している。

大型スーパーも同様だ。Eマートは2024年、ペンタポート店とサンボン(上鳳)店を閉店。食品市場をコンセプトとしたテグスソン(大邱寿城)店とコドク(高徳)店を出店した。

コンビニ業界は収益性に重きを置く。「CU」や「GS25」は出店速度が鈍化。代わりに中・大型店や特化店を中心とした出店戦略に切り替えている。

こうした動きは、店舗の役割が販売から、現在はブランドコンテンツとして機能していることがある。

流通業界の関係者は「記憶に残る店舗を作ることが、生き残りのための新たな戦略」と説明している。

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