4日、ソウル市汝矣島の党本部に入り支持者らに手を挙げて挨拶する共に民主党の李在明大統領候補(写真=イーデイリー・ノ・ジンファン記者)
4日、ソウル市汝矣島の党本部に入り支持者らに手を挙げて挨拶する共に民主党の李在明大統領候補(写真=イーデイリー・ノ・ジンファン記者)
共に民主党のイ・ジェミョン(李在明)大統領候補の第21代大統領当選が確実視される中、李候補は4日の午前1時頃に国会前で当選受諾演説を行った。李候補は「この国の主権者が我々自身であることを投票を通じて証明してくれてありがたい」と感謝の挨拶を伝えた。

3日の午後11時40分過ぎに大統領への当選が確実視されると、李候補はインチョン(仁川)市ケヤン(桂陽)の自宅を出てソウル市ヨンドゥンポ(永登浦)区の共に民主党本部に向かった。李候補は党本部で党の役員らに挨拶と激励をした後、午前1時13分頃、国会前に移動して当選受諾演説を始めた。

李候補は「まだ当選者には確定していないが、第21代韓国大統領に当選する可能性がかなり高い李在明が挨拶いたします」と述べ、「皆さんが私に期待して任せたその使命を一瞬も忘れずに、寸分の狂いもなく必ず確実に履行する」と述べた。

特に李候補は、今回の大統領選挙が12月3日の非常戒厳令発布から始まったことを指摘し、これを克服させてくれた国民に感謝の意を表した。李候補は「(非常戒厳令の発布から)6ヶ月が過ぎたこの時点で、この国の主権者が我々自身だということを皆さんが自ら投票を行うことで証明してくださった。ありがとう」と述べた。

また李候補は「自分には5つの使命がある」と述べ、「これを必ず守る」と誓った。これまで民間生活および経済回復の意志を強く示してきたように、この日も同じ内容を強調した。

李候補は「経済を生かして民間生活を回復させることと、当選者に確定したその瞬間から全力を尽くして皆さんのこの苦しい人生を最も早く、最も確実に回復させる」と約束した。

経済の回復を含め李候補が言及した5つの公約は、内乱克服と民主主義の回復、経済・民間生活の回復、国民の生命・安全保護、平和で安全な朝鮮半島、共存し協力する共同体づくりなどだ。

李候補は「統合」の意志も前面に押し出している。そして「大きな統治者ではなく、国民を大きく統合させる大統領の責任を決して忘れない」と述べ、「調和して共に生きていく、公平に機会を共に享受する、強者を抑え弱者を助ける世界を私たちが共に作っていくことを願う」と述べた。

最後に李候補は「立場が異なり、考えが異なり、異なる色の服を着ていたとしても、今や我々は皆偉大な韓国国民だ」として包容の価値も強調した。

4日の午前1時57分時点での大統領選挙の開票率は88.28%で、李候補の得票率は48.39%、2位のキム・ムンス(金文洙)候補(42.69%)より5.7%リードしている。
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