ただ、青瓦台の改修・補修作業が終わるまでは李氏も竜山の大統領室に出勤する見通しだ。
李氏は先月30日のインタビューで、大統領執務室について、「青瓦台が一番良い」として、「象徴性があり、そこが最適」と表明。竜山の大統領室に関しては「盗聴や警護問題などが深刻だ」と指摘していた。
李氏は第3の場所に臨時執務室を設けない考えだ。不要な予算はかけないという。「青瓦台を最大限早く補修して入るべきだ」と述べた。
尹前大統領が使用した大統領公邸に入るかどうかについては言明していない。警護問題のため、李氏がソウル近郊の仁川市内にある私邸から竜山の大統領室に通勤することは事実上不可能だ。別の施設を大統領公邸として使う可能性もある。
公邸に入居する時期も決まっていない。李氏は政権引き継ぎ委員会の設置を経ず任期に入るため、警護や施設整備の状況次第では時間がかかる可能性もある。朴槿恵(パク・クネ)元大統領の罷免に伴う大統領選で当選し、政権引き継ぎ委を経ずに任期に入った文在寅(ムン・ジェイン)元大統領は就任から3日後に青瓦台の公邸に入居した。
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