「韓国の大統領選挙」に言及しない北朝鮮…韓国政府「背景に『統一消去』」
「韓国の大統領選挙」に言及しない北朝鮮…韓国政府「背景に『統一消去』」
第21代大統領選挙をあす(3日)に控えた状況で北朝鮮は特別な言及をせずにいる。これについて韓国政府は「統一消去」基調が北朝鮮内で強化され、韓国の政治的状況についての言及を控えていると評価した。

2日韓国統一部(部は省に相当)のク・ビョンサム報道官は、「北朝鮮が大統領選挙と関連した公式的な言及を全くせずにいる」とし、「2023年末に『南北は敵対的な2つの国家」と宣言し、多方面で統一を消去するプロセスが行われているためだとみられる」と明らかにした。

ク報道官は、「これまで北朝鮮は大統領選挙の結果を公式メディアを通じ3日以内に事実関係を中心に確認してきたが、あすの大統領選挙は敵対的な2国の関係を宣言してから初めて開催される選挙であるだけに、その結果をいつ、どんな方式で報道するか予想し難い」と付け加えた。

2023年にキム・ジョンウン(金正恩)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は南北関係を「敵対的な2つの国家」と規定した後、昨年1月には「民族の歴史から『統一』『和解』『同族』という概念自体を完全に除去すべき」と指示した。

その後、北朝鮮内では「祖国統一3大憲章記念塔」の撤去、南北経済協力法などの関連法律の廃止、愛国歌の「三千里」歌詞の変更、ピョンヤン(平壌)地下鉄の「統一駅」の名称から「統一」の削除など、統一・和解・同族の概念を消去している様子だ。
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