李氏はこの日、ソウル市近郊の京畿道城南市などを訪れた後、国会付近のソウル市の汝矣島公園で最後の訴えを行う。李氏は2010~18年に城南市長、18~21年に京畿道知事を務めた。自身が市長と知事を務めた地域を経て、尹氏による「非常戒厳」宣言に抗議する大規模な集会が開かれた汝矣島で遊説を実施。行政経験があることをアピールするとともに「戒厳からの回復」を強調する狙いがあるとみられる。同党の選挙対策委員会関係者は「城南は李氏が政治を始めた場所」で「汝矣島公園は内乱を国民の手で阻止し、韓国を守った場所という意味がある」と説明した。
一方、金氏は南部の済州島と釜山市、大邱市、中部の大田市を訪れる。夕方にソウル市庁舎前で行う最後の遊説には、大統領選公認候補を選ぶ党内予備選で金氏と争った人物らが出席し、「ワンチーム統合政府」のビジョンを発表する。その後は多くの若者が訪れる弘大入口駅や江南駅近くで夜12時まで街頭でのあいさつを行う。選挙の勝敗を左右する若者層に支持を訴える考えだ。
保守系野党「改革新党」の李俊錫(イ・ジュンソク)候補は京畿道にある大学の学生食堂を訪れ、大学生らとランチを取るイベントを行う。保守層の多い大邱市で最後の遊説をする。
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