同通信は、会議で6人の軍団級単位の指揮官と砲兵局長、保衛局長が新たに任命され、一部の政治委員も新たに派遣されたと伝えたが、具体的な内容は明らかにしなかった。
また、会議では軍の思想教育や検閲などを担当する最高責任者である鄭京擇(チョン・ギョンテク)軍総政治局長を降格させるなど、軍幹部に対する大規模な人事を断行した。
鄭氏は同通信が公開した拡大会議の写真では大将(星四つ)の階級章をつけているが、翌29日に行われたとされる軍の砲射撃競技の写真では上将(星三つ)の階級章に変わった。ただ、砲射撃競技の記事でも総政治局長と報じられ、肩書は維持していることが確認された。
このような動きは、駆逐艦が進水に失敗した事故を受けて軍内部の引き締めを図ろうとするものとみられる。
北朝鮮東部・清津の造船所で21日に開かれた進水式で、駆逐艦の移動中に台車のバランスが崩れて船尾部分が先に海へ滑り出し、横転する事故があった。
進水式に出席していた金正恩氏は「国の尊威と自尊心を一瞬にして墜落させた」と激怒し、地位の上下を問わず関係者を連日処罰している。
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