韓国情報機関の敷地内を撮影　警察が台湾籍の男を拘束

【ソウル聯合ニュース】韓国の情報機関、国家情報院（国情院）庁舎を正門付近から携帯電話で無断撮影していた台湾籍の男が２９日、警察に拘束された。警察関係者が明らかにした。

　ソウル警察庁の産業技術安保捜査隊が男を軍事基地および軍事施設保護法違反の疑いで捜査しているという。

　警察などによると、国情院を管轄内に置くソウル瑞草警察署は「外部の人物が国情院の中を撮影している」という通報を受け出動し、男を取り押さえてソウル警察庁に引き渡した。

　警察は男が国情院の周辺を歩き回っていたことから、意図的に撮影したとみている。

　警察は男から任意提出を受けた携帯電話を調べるなどして、スパイ活動の疑いがないかなど捜査を進める方針だ。