イ・ジェミョン(李在明)共に民主党大統領候補は、大統領として執権することになれば規制改革を専担する別の機構を設置すると明らかにした。先端産業振興と企業活動を遮る規制体系を全面改編し、国内経済の成長を助けるという趣旨だ。特に人工知能(AI)など急変する先端技術産業分野については「ネガティブ」規制を導入するという立場を強調した。

25日の記者懇談会で李在明候補は「先端産業分野に対しては「してはいけないこと」のみを明確に規制し、その他は原則的に(全てを)許容する方式のネガティブ規制を導入する」と明らかにした。

彼は「既存のポジティブ規制は官僚たちの事前統制の性格が強く、現場で必要な新技術や試みが出にくい構造」とし「国際競争が激しい分野であるほど素早い対応が必須だが、過度な事前許可・承認中心の制度は大きな障害物」と指摘した。

李候補は韓国の規制体系が効率的ではないという認識を示した。彼は「全てに事前承認を必要する体系」とし「官僚主義が革新を妨げている」と批判した。彼はAI分野を例に挙げ、「前もって予断し規制を加えれば国際競争で遅れをとる可能性がある」と懸念した。
また、ネガティブ規制体系の転換以外にも「公職者の行政便宜のための不要な規制も多数存在する。こうした規制は撤廃したり最小化したりして迅速に改善する」と約束した。
これを体系的に推進するために「規制改革を専担する別機構を設置して運営する計画」と明らかにし、「規制改革は次期政府の核心課題になるだろう」とし「国民と産業現場の声を反映して革新が呼吸する環境を作る」と強調した。

この日、李候補はエネルギー政策に対する立場も明らかにした。原子力発電と新再生エネルギーの両方に柔軟だという立場を明らかにした。

彼は「原発が必要ならば使うこと」とし「原発、化石燃料、再生エネルギーを適切に混ぜて使う『エネルギーミックス』戦略が必要だ」と強調した。続いて「再生可能エネルギーの割合を増やすことは、環境的理由だけでなく経済的にも有望な産業」とし「雇用が生じ、再生エネルギーの生産に参加する農漁村住民の所得も増やすことができる」と話した。

特に、「今はエネルギー不足により企業が海外に出ていっている」とし「RE100(再生エネルギー100%使用)対応のためにも再生エネルギーの拡充が緊急だ」と指摘した。
同時に「この問題を、理念の色で覆い、争いをしようとする試みが頻繁にあるが、政治家がそれではいけない」とし「経済が生きる道を探さなければならず、経済を生かさず陣営論理に閉じ込めるのは正しいことではない」と批判した。

李候補は「規制改革とエネルギー転換は未来競争力を確保するための核心課題」とし、「国益と実用中心の政策を通じて産業革新と持続可能な成長を同時に達成する」と強調した。
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