地裁に入る尹氏(中央、写真共同取材団)=19日、ソウル(聯合ニュース)
地裁に入る尹氏(中央、写真共同取材団)=19日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】「非常戒厳」宣言を巡り内乱首謀罪に問われた韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の第4回公判が19日、ソウル中央地裁で開かれた。保守系政党「国民の力」を離党してから尹氏が出廷するのは初めて。同氏は報道陣らの問いかけに応じず、公判中も発言しなかった。

 報道陣からは昨年12月の非常戒厳について謝罪する気持ちがあるかなどの問いかけがあった。

 報道陣らは第4回公判の終了後、地裁を後にする尹氏にも「離党は偽装ではないか」などと問いかけたが、尹氏は応じなかった。

 尹氏は12日に開かれた第3回公判に続き、この日も法廷で静かに進行を見守った。発言の機会を求めたりする様子もなかった。

 公判中に目を閉じている尹氏に対し、裁判長が眠っていないか確認する場面も見られた。

 尹氏が裁判所に入る時間帯と、裁判所を後にする時間帯には尹氏の支持者らが周辺に詰めかけた。

 尹氏が出廷する姿が報道陣に公開されたのは今回が2回目。

 第2回公判までは裁判所の許可を受け地下駐車場を通じて出廷していたが、第3回からは地上の出入り口を使用している。


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