孫興ミンを脅迫した女、妊娠中絶の記録が確認される=韓国
孫興ミンを脅迫した女、妊娠中絶の記録が確認される=韓国
サッカー韓国代表の主将でイングランド・プレミアリーグ、トットナムに所属するソン・フンミン(孫興ミン)選手に「妊娠した」と主張し金銭を要求した20代の女、ヤン容疑者が実際に妊娠中絶手術を受けていた事実が警察によって確認された。

18日チャンネルAの報道によると、警察はヤン容疑者の病院記録を通じ妊娠中絶手術の記録を確認した。超音波写真はヤン容疑者のものであると伝えられた。

ただ、この子がソン・フンミンの息子であるかどうかは確認されていない。

ヤン容疑者は過去にソン・フンミンと交際していたという。ヤン容疑者は昨年6月に突然、「妊娠した」として捏造(ねつぞう)された超音波写真を送り、その後、ソン・フンミンから3億ウォン(約3100万円)を受け取ったと伝えられた。

ソン・フンミン側はヤン容疑者の虚偽事実の流布が選手とチームに否定的な影響を与えることを懸念し、恐喝・脅迫に応じるしかなかったとの立場だ。

実際にヤン容疑者は3億ウォンを受け取った後、「外部には話さない」という趣旨の覚書も作成していたという。

その後、ヤン容疑者はソン・フンミンと別れ、40代のヨン容疑者と交際した。ヨン容疑者は後になってソン・フンミンとの関係を知り、ことし3月にソン・フンミン側に「メディアに妊娠の事実を暴露する」として再び7000万ウォン(約720万円)を要求したと伝えられた。実際にヨン容疑者はいくつかのメディアに直接メールを送っていたことが確認された。

ソウル中央地方裁判所は17日午後2時、恐喝の容疑を持たれているヤン容疑者、恐喝未遂の容疑を持たれているヨン容疑者に「証拠隠滅と逃亡の懸念がある」として拘束令状を発布した。

ヤン容疑者は拘束審査を終えた後、「脅迫を共謀したのか」という取材陣の質問に「いいえ」と答えた。ヨン容疑者は拘束審査後、「ソン・フンミン選手に言いたいことはないか」、「容疑を認めるのか」という質問に、「申し訳ありません」と答えた。

一方、警察は2人が金銭を要求し脅迫したことが事実であれば、実際にソン・フンミン選手の子を妊娠したかどうかに関係なく犯罪が成立するとみて、押収した携帯電話などをもとに超音波写真の真偽をはじめとした事件の具体的な事実関係を調査している。
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