産業通商資源部、文化体育観光部、外交部、農林畜産食品部、国家遺産庁は韓国ナショナルデーの記念式典を皮切りに、17日まで経済・文化イベントを開き、韓国をPRする「韓国週間」を開催する。
記念式典には日本側からも、大阪・関西万博の政府代表の羽田浩二氏や、大阪府の吉村洋文知事らが出席した。
式典は朝鮮王朝が日本に派遣した外交使節「朝鮮通信使」の行列を再現するイベントで始まった。1607年から1811年までの計12回、江戸幕府に派遣された朝鮮通信使は両国の平和や友好の象徴とされる。
式典に出席した安徳根(アン・ドクグン)産業通商資源部長官や柳仁村(ユ・インチョン)文化体育観光部長官ら韓国政府関係者と日本側の関係者は式典後、韓国と日本のパビリオンをそれぞれ訪問した。
韓国パビリオンは「With Hearts」をテーマに人工知能(AI)、水素燃料電池などの先端技術とK―POPなど文化の調和による環境回復、世代間のつながりを表現した。
日本館は「いのちと、いのちの、あいだに」をテーマに、日本の先端技術を活用した廃棄物の分解、リサイクルなど「循環」を表現した。
韓国側の政府・経済界の関係者は「韓国優秀商品展」「韓国観光フェスタ」「Kフードフェア」など多様なイベントも見て回った。
韓国週間にはK―POP公演や韓国商品展、韓国ドラマ展、メイクアップショー、韓服(韓国伝統衣装)ファッションショーなど12のイベントが開かれる。
イベントを主管する大韓貿易投資振興公社(KOTRA)の姜敬聲(カン・ギョンソン)社長は「韓国は万博の会期中、参加国の中で最多の35の産業、技術、文化の付帯イベントを進め、広報効果を最大化している」とし、各国のパビリオンのうち、トップ5に入るパビリオンとして存在感を示していると説明した。
安氏は「韓国のライフスタイル、文化などに対する関心により、韓国の製品や技術を好んで選ぶという好循環が起きている」として「大阪万博の経験を土台に韓国の多様な競争力がシナジーを生み、国家競争力の向上につながるよう最善を尽くす」と話した。
安氏はこの日の記念式典で「大阪・関西万博が人類の持続可能な未来に対するビジョンを提示する重要な転換点になることを願う」とし「今回の万博が韓国と日本が今後50年の未来社会を共に先導する機会であり出発点になることを望む」と述べた。
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