判決公判に出廷するキム・ヘギョン被告=12日、水原(聯合ニュース)
判決公判に出廷するキム・ヘギョン被告=12日、水原(聯合ニュース)
【水原聯合ニュース】韓国の水原高裁は12日、大統領選(6月3日投開票)の有力候補とされる革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)前代表が京畿道知事だった当時、大統領選の党内予備選に絡み国会議員の妻らに食事を提供したとして公職選挙法違反(寄付行為)の罪に問われた李氏の妻、キム・ヘギョン被告の控訴審判決で、被告側と検察側の控訴をいずれも棄却し、罰金150万ウォン(約15万6000円)を言い渡した一審判決を支持した。

 キム被告は、夫の李氏が共に民主党の大統領選候補を決める予備選への出馬を表明した後の2021年8月、ソウル市内の飲食店で共に民主党の元職や現職の国会議員の妻3人と自身の運転手、随行員ら計6人に京畿道の法人カードを使って計10万4000ウォン相当の食事を提供したとして昨年2月に在宅起訴された。

 裁判所は、この食事会は被告が李氏をサポートするために党内の有力政治家の妻を紹介された席であり、被告にとって利益になる点、出席者も食事代を被告が負担すると予測していたとみられる点などを総合すると、被告は随行員が食事代を道のクレジットカードで支払うという認識の下でこれを黙認または容認したと判断した。


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