金氏は「戦争抑止戦略と戦争遂行のあらゆる面で核武力の中枢的な役割を絶え間なく向上させなければならない」と述べ、戦術核兵器の信頼性を高めるとともに、運用空間を複合的に拡大していくための重要課題を提示した。
訓練には600ミリ口径の多連装ロケット砲や戦術弾道ミサイル「火星11」が投入された。国家核兵器総合管理体系に基づき、砲やミサイル攻撃システムの運用を熟達させることを目的に実施された。
金氏は「長距離精密打撃能力と効率性を持続的に高める事業に引き続き力を入れなければならない」とし、「砲兵武力の質的優位を優先的に強化していくことはわが党の一貫した武力建設方針」と述べた。
同通信は「朝鮮半島と周辺地域で核作戦演習を連鎖的に繰り広げている米国とその追従国の無謀な情勢激化行為は、迅速な反応力と徹底した臨戦態勢を要求している」とし、今回の訓練が韓米、韓米日の軍事協力に対抗した措置であることを示唆した。
韓国軍合同参謀本部は8日、北朝鮮が同日、東部の江原道・元山付近から東の東海に向けて複数の種類の短距離弾道ミサイルを発射したと明らかにしていた。ロシア製短距離弾道ミサイル「イスカンデル」の北朝鮮版とされる火星11(KN23)や超大型放射砲(多連装ロケット砲)「KN25」などを発射したとされた。
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