金氏側は無所属の韓悳洙(ハン・ドクス)前首相との保守系候補一本化を巡り党執行部と対立している。審問では「党大会と全国委員会の開催目的は形式的には金氏と韓氏の一本化だが、実質的には党執行部が金氏の候補者の地位を奪おうとしている」と主張した。
また、党大会の召集過程で手続きを守らず、全国委員会の議題も候補の交代に関するもので党則・党規に反すると指摘した。
これに対し党側は、金氏は韓氏との一本化に積極的であることを支持されて党の予備選で公認候補に選ばれたとし、党執行部が韓氏との一本化を強要する考えは全くないと反論。党大会と全国委員会の召集手続きも適法だったと説明した。
国民の力の執行部は、金氏と韓氏の一本化を念頭に置いて全国委員会を8日または9日、党大会を10日または11日に召集すると発表していた。11日は大統領選の候補登録締め切り日。
一方、金氏側は「候補を交代させるための党大会召集」と反発。金氏を支持する党関係者らと金氏側は、前日に党大会と全国委員会の開催中止を求める仮処分を地裁に申し立てた。
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