「国民の力」の大統領選公認候補の金文洙・前雇用労働部長官=(聯合ニュース)
「国民の力」の大統領選公認候補の金文洙・前雇用労働部長官=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領選(6月3日投開票)で保守系政党「国民の力」の公認候補の金文洙(キム・ムンス)前雇用労働部長官と無所属の韓悳洙(ハン・ドクス)前首相が7日午後6時に会合を開き、保守系候補一本化問題について議論する。

 金氏が早期の一本化を求める党執行部に反発するなど党内のあつれきが先鋭化している中、両氏の会合が実現し、今後の動きに注目が集まる。

 国民の力はこの日、党員を対象に候補一本化に関する世論調査を実施する。調査は午後9時まで行われる。一本化の賛否に加え、一本化の時期についても質問する。

 金氏は6日に党執行部に対し、韓氏と単独で面会するとして、一本化に介入しないよう警告。世論調査に関しては「不必要な世論調査は党の団結を害する行為であり、直ちに中止すべきだ」と強く反発した。これに対し、国民の力の権性東(クォン・ソンドン)院内代表は「一本化で合意すれば良いが、そうでない場合に備え党員の意思を確認することは党の運営に必要だ」とし、予定通り世論調査を実施する方針を明らかにした。金氏と韓氏の会合で具体的な進展がない場合、世論調査の結果を基に一本化協議に応じるよう金氏への働きかけを続ける考えだ。

 一本化問題を巡って反発し、6日に候補としての活動を中断した金氏はこの日は韓氏との会合以外の日程を公表していない。韓氏は午後にソウル外信記者クラブ主催の記者会見に出席する。会見で金氏との一本化などに関する考えを表明するとみられる。


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